工房へ持ち込み修理

7月某日
工房に持ち込んでのピアノアクション修理です。

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福岡市内にある保育園のピアノ調律を2台行なったのですが、修理が必要な部分があまりにも多く、
幸い翌日も朝からこの保育園にピアノ納品・調律の仕事が入ってましたので工房に持ち帰りました。

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アクションのウィペンと呼ばれる部分と取り外されているのジャックです。

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ジャックフレンジにブッシングクロス(赤)を通します。

カワイピアノのアクションですが、ジャックと呼ばれるハンマーを突き上げる部分の軸になるセンターピンを固定するジャックフレンジのブッシングクロスがセンターピンの摩擦で擦り減り、極度にガタついていました[ふらふら] このフレンジブッシングクロスを交換します。

まず、古いブッシングクロスを剥がして、新しいブッシングクロスを写真のように通して穴を広げ、ジャックを取付けた後新しいセンターピンを打ち込みます。

カワイのピアノをお持ちの方で、鍵盤を軽く叩いてパカパカ音がするようでしたらほとんどこのような修理が必要です。

128.jpg センターピンです。
↑       ↑     ↑
左のが古く、右が新しい

翌日、保育園のピアノにアクションを取り付けると保育園の方が「まるでピアノが変ったみたい」とビックリしておられました。
修理に1台7時間ほど時間がかかりましたがお客様の喜びが私の喜びに変った瞬間でした。

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