スタンウェイピアノのペダルの踏み加減
家庭で国産ピアノで練習されている方がコンサートホールの発表会やコンクールでスタンウェイピアノを弾く時、ペダルに違和感を感じる方がいらっしゃると思います。
わたくし達ピアノ調律師は右のダンパーペダルの調整をする時、ペダルを少し踏んで少し遊びが入るように調整している為、ペダルを踏んでもいきなりダンパーは上がりません。
逆に音を消す時、ペダルを完全に上まで戻さなくても音は消えるようになっています。
しかし、スタンウェイピアノはペダルにあまり遊びがないので、ペダルを踏むと同時にダンパーがあがります。
そのためペダルも完全に上まで戻さなければ音は消えません。
これはプロの演奏家がペダルを踏む時、音が少しだけ残るハーフペダルという双方を使用する事が多いためです。
スタンウェイピアノのペダル機構に慣れておきたい方はご自宅のピアノを調律師とご相談の上で、
ペダルに遊びがないように調整していただくことをお勧めします。
時間も1~2分で済むので、良心的な専属の調律師であれば無料でやってくれると思います。