[売約済] ヤマハグランドピアノ NO.G3  439743 (1965年) ¥691200(消費税・運送代込)

ヤマハG3(a).jpg 詳細画像は下記の作業内容をご覧ください。

[売約済] ヤマハグランドピアノ NO.G3  439743 (1965年)
                 ¥691200(消費税・運送代込)
         ¥640000(消費税抜・運送代込)
上記金額にはサービスとして
[運送代(1階納入)・付属品(新品椅子/キーカバー/インシュレーター/つや出し液などが含まれております。

色:黒
高さ:101.5cm
間口:148
cm
奥行き:181cm

ヤマハの中位の大きさのグランドピアノです。

外装はとてもきれいな状態です。

弦と鉄骨を外し、響板と鉄骨は新しく塗装しました。

弦取り外し作業1.jpg 弦取り外し作業2.jpg 弦外し作業

響板作業2.jpg 響板の作業1.jpg 響板作業3.jpg 響板剥がしと塗装

鉄骨作業1.jpg 鉄骨の塗装

塗装後の鉄骨と響板1.jpg  塗装後の鉄骨と響板2.jpg 塗装した響板と鉄骨の合体

その後作業工程のブログ更新を忘れている間に弦張り替えを終了してしまいました[あせあせ(飛び散る汗)]
弦の芯線はレスローワイヤー
低音弦の巻線はドイツ製の巻線デーゲンで張ります。

弦張り替え1.jpg 弦張り替え2.jpg 弦を張った状態です。

弦張り替え3.jpg 弦張り替え4.jpg チューニングピンも新品です!
この状態を見る限りとても50年経過しているピアノには見えませんね。

ハンマー1.jpg ハンマーも交換し、ハンマーヘッドはドイツのアベル社製です。

ハンマー2.jpg ハンマーシャンクは新品の国産で、ウィペンも新品に交換です。

シングルスプリングのシュワンダータイプをダブルスプリングのヘルツタイプに交換です。
ヘルツタイプのスプリングはアフタータッチの重さを調整できるのでとても弾きやすいタッチが作れます。

いよいよハンマーの交換です。
音づくり工程の一番重要な作業ですので気が抜けません!

5.jpg 1.jpg 3.jpg
ハンマーはドイツ製のアベルに換えます。

2.jpg 接着剤はもちろんニカワを使います。(手作りのニカワ鍋です)
*ほとんどの技術者がニカワ鍋は自作です。

9.jpg ハンマーの交換が終わりましたら、次はウィペンの取り付けです。

10.jpg 元々付いていたシングルスプリングのウィペンです。
(50年間お疲れ様でした [ふらふら] )

11.jpg 新しいダブルスプリングのウィペンに交換します。

13.jpg 14.jpg
ハンマー、ハンマーシャンク、ウィペンが新しく取り替えられました。

17.jpg 19.jpg 
外装の塗装と磨きをすべて終え、まだ途中ではありますが全体を組み立ててみました。
とても50年前のピアノとは思えませんね。

18.jpg 脚は仮取り付け用の脚です。
糸島の家具の名工「工房 西」さんの手作りです。とても重宝してます。

工程の中で掲載してない画像です。
ヤマハG3(d).jpg ヤマハG3(e).jpg

ヤマハG3(f).jpg ヤマハG3(g).jpg

今回は作業工程の説明も含めたご案内をいたしました。

ご興味のある方はご来店お待ちしております。

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